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【VR番長コラム】まるで写真に飛び込む体験。Metaの『Hyperscape』が実現する“フォトリアルな空間テレポート”

文:世界のザキヤマ

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 Metaが提供中のMeta Quest 3/3S向けアプリ、『Hyperscape Capture (Beta)』の試遊レポートをお届けします。この記事はVR系が好きな自称“VR番長”でもある、世界のザキヤマがお届けします。

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Meta Questのスキャンで現実空間を丸ごとVRに!

 『Hyperscape Capture (Beta)』は、現実世界をキャプチャしてバーチャル空間に再現するためのツール。

 現在は有名シェフのキッチンなどの“公開ワールド”を探索できるほか、Meta Quest 3を使って自分の部屋をキャプチャし、そのデジタルレプリカを個人的に体験することが可能です。

 「写真のようにリアルなデジタルレプリカ」を再現するというコンセプトで、非現実的な世界を楽しむ既存のVRとは少し異なる方向性ですね。

 キャプチャ方法は、Meta Quest 3のカメラを使用して部屋の隅から隅へゆっくり歩き回るだけ。部屋の大きさにもよりますが、10分程度で完了します。

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 そこからデータの作成自体は4〜8時間ほどと重めですが、クオリティはそれに見合ったもの。

 体験したワールドでは、光の当たり方や物体の質感が非常にリアルに再現されており、空気感までもが伝わってくるような没入感を覚えました。

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 現在の機能は個人の空間探索に限定されていますが、将来的には、スキャンした空間に友人をアバターとして招待したり、他者と共有したりするソーシャル機能の実装を目指しているとのことです。

 日常の空間や特別な場所が、VRを通じていつでも共有できる未来に、大いに期待したいですね。

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