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仰げば尊死。思わず「結婚しちゃえよ」な最強ラブコメ『紅白レスレリ』が神ゲーたる3つの理由【おすすめ度:10点/電撃の激押し神ゲー2026夏】

文:そみん

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 電撃オンライン編集部スタッフが、実際に遊んだうえでオススメ作品をプッシュする特集企画"電撃の激押し神ゲー2026 夏"。この記事では2025年9月26日に発売された、Nintendo Switch/PS5/PS4/Steam用の錬金術RPG『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~(以下、紅白レスレリ)』の魅力をそみんが語ります。

 この企画は、電撃オンライン編集部に所属する編集者とライターが、それぞれ“最近プレイしたゲームの中で最も面白かった1本”を選び、点数付きレビュー形式で紹介する特集企画です。この夏に遊ぶゲームを探している皆さんはご一読ください。



※この記事は初見ユーザーにおすすめしたいので。『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~(紅白レスレリ)』のネタバレは極力控えています。が、リアスとスレイの尊さを示す事例として一部ネタバレがあるほか、ラブラブなスクショ自体がネタバレになってしまう部分もありますので、ご注意ください。

『アトリエ』シリーズを知らなくても大丈夫。『紅白レスレリ』が神ゲーである3つの理由【紅白レスレリレビュー:おすすめ度10点】


 1997年に発売された『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』から続く『アトリエ』シリーズは、ストーリーやシステムを一新しながら進化してきました。そのため、基本的にはどの作品から遊んでも独立して楽しめることが大きな特徴です。
 もちろん、一部のシリーズは世界観が共通しているので、シリーズ内でのナンバリング順番で遊ぶほうが楽しめることもありますし、この『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』も、スマホやSteamで遊べる『レスレリアーナのアトリエ』と地続きの世界観・ストーリーとなるので、両作品を遊ぶとより深く楽しめる部分もあるのですが……『紅白レスレリ』単体でも問題なく楽しめるということを最初にプッシュしておきます。
 そう、最初に声を大にして言いたいのは「シリーズ作品だから『紅白レスレリ』から遊ぶのはちょっと」とか「『アトリエ』シリーズを知らないから『紅白レスレリ』から遊ぶのはちょっと」という考えを捨ててほしいということ。

 『紅白レスレリ』について調べると〝過去の『アトリエ』シリーズのキャラが総登場するオールスター的な作品”という情報も入ってくるでしょう。だからこそ、なおさらシリーズファン向けに見えてしまう部分のあるのですが、何度も連呼させてください。
『紅白レスレリ』は、『アトリエ』シリーズを知らなくても絶対に楽しめる!
(もちろん、シリーズファンが遊べば、それはそれで細かなニヤリポイントが多くて楽しいんですけど、それはあくまでイースターエッグ的な楽しみ方。『紅白レスレリ』はリアスとスレイの物語であり、スマホ版『レスレリ』の主人公であるレスナやヴァレリアの物語でもありません。リアスとスレイを主軸に、その甘々(あまあま)で息ピッタリで冒険や恋愛のドキドキハラハラが展開する圧倒的ポジティブなボーイミーツガールな青春恋愛ラブコメとして楽しめる作品なんです!)
 と、いきなり結論スタートですが、あらためて。この記事では『紅白レスレリ』をなぜ神ゲーと呼ぶにふさわしいのかについて、3つのポイントから紐解いていきます!

神ゲーポイント①:W主人公が織りなす”息ぴったり”な絆。リアスの積極的アプローチに”仰げば尊死”


 本作は紅の錬金術士リアスと白の守護者の青年スレイというW主人公によって展開します。(ゲーム冒頭に主人公選択ができますが、まあ、めちゃくちゃ大きな分岐があるわけではないので、気軽に選んでOKです)

 メインストーリー的には過酷でシリアスな運命を背負う2人ですが、その道中は決して暗くなりません。過去の『アトリエ』シリーズのメインキャラたちが明るくていいヤツらだから……というのもありますが、何よりリアスちゃんがハイパーポジティブで元気なんですよね。いやもう、こんな健康優良元気少女、最近は少なくなった気がしますねー。
 スレイ君のほうは真面目で悩みがちな部分もあるのですが、それだけに相方となるリアスちゃんとの関係性ががっつりハマるわけです。こういう人間関係の方程式や化学反応の出来がいいと、いい意味で先の展開を読みやすいというか、「早くくっついちゃいなよ!」という応援の気持ちが盛り上がるのは自分だけでしょうか?

 で、ちょっとネタバレごめんなさいなんですけど、結論的に2人は早い段階でくっつきます。いや、くっつくというと語弊があるんですけど、恋愛成就的なものはさておき、
とある事情でリアスちゃんの家にスレイ君が同棲(ルームシェア的な関係)することになるんですね。
 このへんの流れは尊すぎるので実際にゲームを遊んで味わってほしいし、ネタバレになるので記事に書くか悩んだ部分ですが、自分が『紅白レスレリ』を人にすすめる際(布教ともいう)に熱弁しているポイントなので、あえて言わせてください。

 自分が『紅白レスレリ』で好きな部分(むずむずするところ)は、リアスが自身の恋愛感情について、本音をごましながらも少しずつ意識し、少し不器用な青年に対して積極的にアプローチしていくという空気感なんですね。これ、かなり大事で、
スレイがリアスを思う気持ち(護衛や使命感、保護者の立ち位置)と、リアスがスレイを思う気持ち(ダチや相棒感から育っていく憧れ)にはズレがある
 そのズレがお互いの恋愛感情にどう育っていくかがエモいんですけど、なかでも素晴らしいのが、先に恋愛感情に気付いていくのがリアスちゃんのほうということ。スレイに対して同棲をもちかけるのはリアスからで、その際の言い訳というか理由作りとかが、もう……見ていてもだえる尊いポイントとなるわけですね。
(ちなみに、ボイスによる演技も素晴らしいのですが、モーションや表情もすごくよくって……! このへんのくだりで『紅白レスレリ』の沼に落ちた人は多いのではないでしょうか?)

▲こういう甘々なセリフが頻出。たまりません。

 命懸けで彼女を護る青年と、彼を引っ張るように明るく接するリアス。日常会話からシリアスな場面まで、2人の「息ぴったり」な掛け合いは、見ているこちらが照れてしまうほどの破壊力を持っています。
▲『レスレリ』の主人公であるレスナも登場しますが、『紅白レスレリ』の主人公はリアスとスレイ。この2人の物語として、シリーズ初見でもしっかり楽しめます。

 イベントシーンを見るたびに、その純粋さと健気さに「仰げば尊死」という言葉が脳裏をよぎります。長年ゲームを遊んできた大人のプレイヤーこそ、この眩しすぎる関係性に心が浄化されるはずです。

 余談ですが、年をとるにつれて現実的でシビアな考え方が板につき、
「そんな理想的な絵空事なんてねーよ。ご都合主義、乙」みたいなダークサイドに落ちつつあった自分は、ほんと『紅白レスレリ』で浄化されました(笑)。恋って、まぶしくていいよね!

神ゲーポイント②:時間が静かに溶けていく、わかりやすい調合システムと町の復興


 ストーリーについて語るとネタバレが増えていくこともあり、ここからはゲームシステムとしての神ゲーポイントをプッシュしていきましょうかね。
 『アトリエ』シリーズの代名詞とも言える錬金術システム(調合)は、本作でも見事にプレイヤーを底なしの”沼”へと引きずり込んでくれます。
 過去シリーズでの調合は、時には本格的過ぎて理解するのが大変なこともありましたが、『紅白レスレリ』はいい意味でシンプルでわかりやすいシステムとなっています。直感的なUIとパズル的なシステムによって、複雑な要素がわかりやすく整理されつつも、試行錯誤の余地はしっかりと残されている絶妙なバランス!
 声を大にして言いたいのは、素材の入手場所の逆引きなど、親切な要素が用意されていること。また、手持ちのアイテムは素材なしでもお金を払うことで“複製”できるというのも、めちゃくちゃ親切な要素です。これらによって、より高品質なものを追求する楽しさと、ゲームをさくさく進めるための量産のバランスがうまく両立していて……沼なんですよね。
 また、調合したアイテムの使い道として、リアスの故郷の復興に使うという目的が設定されているのも、ゲーム的にわかりやすくてありがたいところ。『アトリエ』シリーズを知らない人でも自然と“錬金術による調合”にかかわるモチベーションが用意されることによって、きちんとナビゲートされていくわけですね。
 ちなみに一部の『アトリエ』シリーズは“時間制限(クリアまでの日数制限)”があり、周回プレイ前提で楽しむ作品もありますが、『紅白レスレリ』に時間制限はありません。1人用RPGとしてじっくりとマイペースで遊べるということもアピールしておきます。
 そのため、素材集めもマイペースで大丈夫。なんですが、特定のアイテムを調合することでフィールドアクションが多彩になり、フィールド探索が効率的&楽しくなることもアドバイスしておきます。
 ……というのも、特定のアイテムがあればフィールドのザコ敵を一瞬で倒してバトルせずにアイテムをもらえるのですが、自分がそれに気づいたのはクリア直前でした(苦笑)。強襲バングル、お前のことだよ!!

 これから『紅白レスレリ』を遊ぶ初心者の方は、ぜひ電撃オンラインの攻略記事も参考にしていただければ!

 フィールドでのアクションの操作性も非常によく、アクションゲーム感覚でフィールド探索や素材集めを楽しめることも、本作の神ゲーポイントといえるでしょう。

神ゲーポイント③:2人の仲間同士の信頼関係がリンクするテンポ良好で爽快なバトル


 前述のようにフィールドアクションがアクションゲーム感覚で楽しいところは『紅白レスレリ』の大きな魅力。そのプレイフィールやテンポのよさは、バトルシステムにも色濃く表れています。

 ターン制コマンド選択型バトルのはずなのに……遊んでいる感覚がスムーズでテンポ良すぎて、リアルタイムでシームレスに感じちゃうんですよね。
 まあ、実際に敵の攻撃にあわせてタイミングよくボタンを押すことでダメージを軽減できるなど、アクション入力要素自体もあるんですけど、それをさっぴいてもテンポがよい!

 パーティメンバーも、同時にバトルに参加する前衛は3人ですが、実際には後衛との入れ替わりによる戦術が基本となるので、体感的には6人パーティでのにぎやかなバトルを楽しめます。RPGって、メインパーティが固定されがちなこともありますが、『紅白レスレリ』は敵に応じてキャラを入れ替えながら、有効な戦術を考えて戦うタイプなんですよね。脳みそが刺激されて、楽しいヤツ!
 基本要素はシンプルながら、連続攻撃や必殺技的なファクターが絶妙なさじ加減で用意されていて……何度遊んでも飽きないという神ゲー的なバランスに落ち着いています。ちょっと列挙形式になりますが、『紅白レスレリ』のバトルシステムがこちら。
●前衛と後衛のチーム編成
 バトルは最大で前衛3人、後衛3人のチームに分かれて行われます。前衛が直接敵と戦い、後衛は特定のコマンドで前衛を支援したり、状況に応じて前衛と入れ替わったりしながら戦況をコントロールします。
●アクション要素“ガード&ジャストガード”
 敵の攻撃時、ボタン操作によって“ガード”が可能です。さらに、敵の攻撃の赤い予兆に合わせて完璧なタイミングでボタンを押すと“ジャストガード”が成立! ダメージを大幅に軽減するだけでなく、状態異常も無効化できるため、コマンドバトルでありながら手に汗握るアクション性が楽しめます。

●連携の要“マルチアクション”
 TP(テクニカルポイント)を消費し、手番キャラクターの直後に後衛メンバーの行動を追加するシステムです。連続して行動(スキルやアイテム使用など)ができ、行動した前衛と後衛の配置が入れ替わるため、戦況に応じた陣形変更の要となります。

●戦況を覆す“インタラプト”
 同じくTPを消費して、タイムラインの行動順に後衛メンバーを無理やり割り込ませる強力なシステムです。敵の手番の直前でも割り込めますが、実行できる行動は“アイテム使用”のみに限定されます。ピンチの際の緊急回復や、敵の大技前のデバフなどで大活躍します。これ、決まるとホント気持ちいい!
●錬金術士の真骨頂“アイテムミックス”
 “マルチアクション”や“インタラプト”を活用して、2つ以上のアイテムを連続で使用すると発動します。アイテムの属性や組み合わせによって特殊な演出が入り、強力な追加効果や大ダメージを生み出します。一部、「反則では?」と思う強さのものもありますが、その組み合わせや効果を考察・妄想するのも楽しいですぜ。(どうしても勝てない敵には、リアスの太陽の指輪とスレイの月の指輪で“星火燎原”を試してみていただければ!)

●怒涛の連続攻撃“ユナイトアタック”
 通常攻撃やスキルで溜まる“ユナイトゲージ”が2以上の時、前衛2人の行動が連続すると発生します。手番を消費せずに発動する追加攻撃で、一気に敵のHPを削り取ることができます!

●必殺の“ユナイトバースト”
 ユナイトゲージが最大の“5”まで溜まると発動可能な大技です。発動すると味方の連続行動が可能になり、各キャラクターのユナイトアタックがド派手な特殊技へと変化し、一発逆転の爽快感を味わえます。……敵が強いと、1バトルで何度もユナイトバーストが発動するという泥仕合になることもありますが、それもそれでよい思い出になることも。

結論:人間讃歌は「恋愛」の讃歌ッ!! ゲームに“希望”を求める大人にこそ遊んでほしい。そして、汚れた心を浄化されてほしい……


 シリアスで重厚な設定と、明るく元気なラノベ的なキャラクターたちの楽しい掛け合いが同居する世界観、練り込まれたバトル、そしてシリーズ伝統の調合。RPGとしての基礎スペックの高さは言うまでもありません。

 そのうえで、エンディングを迎えたあとに自分の中に残ったのは、ただひたすらに前を向き、お互いを信じ抜いて共に歩む2人の温かい記憶とラブでした。あー、遊んでいて幸せで優しい気持ちになれるゲームだったなあ。
 ダークな展開や悲劇的な結末がもてはやされることも多い昨今ですが、困難な世界でも希望を失わず、確かな絆で結ばれた2人の姿は本当に清々しいものです。本作の魅力を私なりに一言で総括するならば、結論はこれに尽きます。

 『紅白レスレリ』は、
圧倒的ポジティブなガールミーツボーイな青春恋愛ラブコメである。
(我ながら青春ってなんだよとか思いますが、まあ、そこはノリで。でも、ちゃんとアオさは感じられるかと)
 「最近のRPGは少し重たいな」と感じている方にこそ、この夏遊んでいただきたい1本です。ぜひ、彼らの尊い旅路の果てを、ご自身の目で見届けてみてください。

 いやほんと、人間讃歌は「恋愛」の讃歌ッ!! 人間のすばらしさは恋愛のすばらしさ!! と、思わず某男爵のセリフっぽいものが脳裏をよぎり、生きる希望が湧いてきてしまうほど、ポジティブで幸せな恋愛物語って、すさんだ心にしみるのよね。若者はもちろん、ちょっと生きるのに疲れた大人にも遊んでほしい、優しくて甘酸っぱい物語です。
(念のためですが、ラブだけじゃなくて冒険や世界救済的な王道ジュヴナイル的なストーリーとしても楽しいです)

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担当者プロフィール

  • そみん

    そみん

    「電撃オンライン編集長。哲学と萌えを養分に生きる、ゲーム好きなおっさんライター」 【経歴/実績】幼稚園時代にファミコンと出会い、大学在学中の1997年に雑誌「電撃セガEX(のちの電撃セガサターン)」でライターとしての活動を開始。セガ系雑誌で、電撃サクラ隊、『ルナ2』『グランディア2』『シェンムー』などの記事を担当。書籍『イース大全集』『グローランサーIVキャラクター&シナリオコレクション』『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』などを制作。大学は8年目で一応卒業。卒業論文は「広津和郎の性格破産者論」。【得意ジャンル・ゲーム歴・知識】“ボーイミーツガール”のやさしいRPGが好き。日本ファルコム作品も大好物で、特に『英雄伝説V 海の檻歌』『ツヴァイ2』を好む。オープンワールドRPGよりも、いわゆるJRPGが好きで、自由度の高さよりも完成された物語を受動的に楽しみ、そこから解釈や妄想を膨らませることを好む。ゲーム歴は40年以上で、教育学部国文学科で培った文学知識、ミステリクラブで得た推理・考察スキルを持つ。記憶力に難はあるが、同じ物語を毎回新鮮に楽しめるというメリットもある。【好きなゲーム(の一部)】仙窟活龍大戦カオスシード(風水回廊記も可)/エストポリス伝記2/FFは3と5と2が好き(11と14以外履修)/ドラクエは3と8と11が好き/イースは6と9が好き/軌跡は空2が好き/幻想水滸伝は2と5が好き/ペルソナは4が好き/スパロボはF完結編とα外伝とXが好き/好きな魔装機神は1とF/サガは全部好き。特にサガ2秘宝伝説とサガエメが好き/ダンガンロンパは2が好き/テイルズはヴェスペリアとアビスとエターニアとアライズが好き/好きなポップンミュージックはCS版10と12/カエルの為に鐘は鳴る/天地創造/剣乃ゆきひろ作品(特にYU-NO)/有栖零児&シャオムウ/オクトパストラベラー/悠久幻想曲(ウィズハ、エタメロ、デバイスレインもよい)/シャイニングフォース3/ファンタシースター千年紀の終りに/グローランサーは1と4と6が好き/サモンナイトは2と6が好き【生き方に影響を受けた小説(の一部)】卵王子カイルロッドの苦難(冴木忍)/ティラノ 剣狼伝説魔空界編(園田英樹)/異次元騎士カズマ(王領寺静)/まんが家マリナ(藤本ひとみ)

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