日本ファルコムより9月19日にNintendo Switch 2/Nintendo Switch/PS5/Steamで発売される『空の軌跡 the 1st(ザ・ファースト)』。その製品版の先行プレイレビューをお届けします。
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導力文明が発達したゼムリア大陸を舞台に、若き英雄たちの冒険譚を描く人気ストーリーRPG『軌跡』シリーズ。その原点たる『英雄伝説 空の軌跡FC(以下、『空の軌跡FC』)』をフルリメイクをした『空の軌跡 the 1st』が、いよいよ発売されます。
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今回の記事では、本作の先行プレイレビューをお届け。現在好評配信中の体験版の範囲を超えて、ゲームクリアまでプレイして感じた注目点や新規要素などについて語っていきます。
※もちろん、ストーリーについてのネタバレはありませんのでご安心ください!
索引
閉じるあらためて実感する『軌跡』シリーズの進化。洗練されたグラフィックとバトルに加えてプレイの快適さも極上に
レビューに入る前に注意点をいくつか。自分は『空の軌跡FC』を含め『軌跡』シリーズはすべてクリア済みのため、シリーズ作品の知識を前提とした感想も多少混じります。
完全初見のレビューとしては、体験版レビューの記事がありますのでそちらをご覧ください。
また、今回のプレイはSteam版で行い、操作にはPS系のコントローラを使用しました。そのため、操作ボタンの解説や画面表示などはPS系準拠になっていますのでご注意を。
グラフィックの進化がもたらしたもの。イベント演出はもちろんリベール王国の解像度もさらにアップ!
さて、『空の軌跡FC』のフルリメイク版である本作の目玉と言えば、やはりグラフィックの3D化やイベント演出の強化。
『閃の軌跡IV』で登場した時も思いましたが、2Dのポリゴンで描かれていたエステルやヨシュアたちが3Dになるだけでも感激なのに、等身大の彼らが表情豊かに、いきいきと動くさまを見られるのは、いち『軌跡』ファンとして非常にうれしいものでした……!
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このあたりは体験版の範囲でも確認でき、体験版レビューのほうでもたっぷり言及されているので、詳しくはそちらをどうぞ。
体験版以降の範囲ですと、ジェニス王立学園での演劇や、アガットvsロランス少尉の迫力の剣戟が見られて大満足。それとオリビエ関連のイベントはどれも必見ですね。
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演奏シーンは言わずもがな、牢獄での一幕、相棒のミュラーとの語らいなど、名(迷とも書く)シーンの数々が3D化され、演出もキレッキレ。
子安武人さんの怪演と合いまって、見どころ満載です。個人的にはこれらを見られただけでも、フルリメイクのかいがあったと感じましたよ!
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風景についても、ルーアンの跳ね橋やグランセル城の大門など、リベール王国の名所が3D化されていて感動もひとしお。
あとは細かいところですが、いくつかの地区に分かれていたルーアン市や王都グランセルの区切りがなくなり、ロードなしに歩き回れるようになったのも助かりますね。
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王都グランセルなんかは東西南北の街区があり、地区を出入りするごとにロードが入っていたものですが、そこをシームレスに移動できるのはじつにいい。
ほかに、四輪の塔や地下水路の階段なども、ロードなしに往来できるようになっています。もちろん、建物内に入るときなどはロードが入るので完全シームレスとはいきませんが、移動時のストレスは相当に軽減されたかと。
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グラフィック関連でさらに踏み込むなら、街道についても語っておきたいですね。3D化により地面の起伏などもばっちり表現されており、「ここはこんな地形だったのか!」と驚かされることも多々ありました。
クローネ峠などは本当に険しい地形で、劇中で難所と言われる理由が実感できます。
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ちなみに、どの街道もフィールドとしてなかなか広大な印象。設定的には小国なリベール王国ですが、王国を一周するのがいかに大変かということを思い知りながらの旅路になりました。
また、街中でも街道でも、エステルたちのパートボイスが随所に入って“旅している感”はさらにアップ!
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快適さを追求したプレイスタイルで『軌跡』ならではの要素もじっくり楽しめる
続いては全体的なプレイ感について。ざっくり言うなら、RPGとして非常に遊びやすいものに仕上がっています。『軌跡』シリーズは『空の軌跡FC』以降も10作を越えるタイトルが制作され、そのなかで培われていったものが本作にも惜しげもなく投入されていますからね。
たとえばプレイの進め方なら、マーカーが出ている地点を目指せばスムーズに進行可能。赤色のマーカーが出ている場所に行けばストーリーを進められますし、緑色ならサブクエストの受注や進行、青色なら書物の回収やミニイベントなどが行えて、迷わず進めていけます。
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『軌跡』シリーズでは、ストーリー進行や話しかける回数で変化する街の住人との会話も楽しみの1つ。話しかけられる相手はマップ上に白丸のマーカーで表示されており、会話が変わらなくなったら暗い表示になるので、聞き逃しを防げます。会話マラソンをぜひしておきましょう。
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ショップについても新商品などが残っている場合は“NEW”表示が出ていますから、非常に親切です。
『空の軌跡FC』でよくあった「あの本を取り逃した」とか「あの料理を買い忘れた」なんて事態に遭遇しにくくなっています。やり残しが気になるユーザーのみなさんもご安心ください。
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それと、先ほど「フィールドが広大」とは書きましたが、特定地点まで到達できてしまえばファストトラベルが可能に。
個人的には、全体マップから直接ファストトラベルの地点を選択できるのがすごく快適でした。街やダンジョンごとのスポットを指定しての移動までできます。
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このうえ、『軌跡』シリーズではもはや定番となったハイスピードモードまで完備。フィールド移動でもバトルでもイベントシーンでも、高速化したいところで使ってプレイ時間の短縮ができます。まさに至れり尽くせりの親切設定。
ホント『軌跡』シリーズって進化したなあ、と感慨深くなっちゃいますね。
バトルはクイック&コマンドの二刀流に。クラフトの調整など全体的なブラッシュアップも見逃せない
バトルは『空の軌跡FC』のコマンドバトルだけでなく、フィールドで敵シンボルと直接戦うクイックバトルも搭載。
これは『黎の軌跡』から取り入れられたシステムですが、そこに本作ならではの要素も加わり、なかなかやりごたえのあるバトルに仕上がっています。
クイックバトルとコマンドバトルは自由に切り替え可能ですが、基本的にはクイックバトルで敵をスタン状態にしてからコマンドバトルに移行しつつ戦うのがセオリーとなります。この流れを行うと先制できるため、有利に始めることが可能です。
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ブレイブアタックは、敵をスタン状態にするか、クリティカルが発生したときに発動できる連携攻撃で、単発の追撃や広範囲攻撃のバーストなど、多彩な攻撃が繰り出せます。
使用の際は選択に応じたブレイブゲージ(最大5本)を消費しますが、このゲージはフィールド探索やバトル中のさまざまな行動でたまっていくので、あまり出し惜しみせずに使ってOK。それよりも重要なダメージソースであり、演出も爽快なブレイブアタックをガンガン使っていくのがよさそう。
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バトルシステムの印象としては、ともかく攻め手が多いというところ。
クイックバトルだけでも通常攻撃に加えて、回避行動から繰り出せるジャンプ攻撃、チャージゲージ(最大2本)を消費するクラフト攻撃など、多彩な手段で攻めまくれます。
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さらに、操作キャラがエステルとヨシュアのときのみ使えるコンビアタックが強力。これはストーリー中盤から解放されるもので、使用の際にブレイブゲージを1本消費するものの、攻撃範囲が広く敵をスタンさせやすくて重宝しました。
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敵のなかには防御力や回避率が高いものがおり、序盤のクイックバトルでは非常に対処しづらかったのですが、コンビアタックが解放されてからは状況が一変。簡単にスタンさせられるようになって、これまで苦戦していたのがウソのようにラクになりました。
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コマンドバトルはこれまでのシリーズと同じく、行動順が回ってきたキャラクターから移動や攻撃などを行うAT(アクションタイム)バトル。
こちらについても攻め手が増えて戦いやすくなっています。
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具体的には、各キャラクターのクラフト(戦技)の習得レベルが全体的に早まっており、強力なクラフトを序盤から使えるようになったのが大きいですね。
エステルの“捻糸棍”、ヨシュアの“朧-おぼろ-”など、『空の軌跡FC』で主力を担ったクラフトが第1章の段階のレベルですでに使用可能になっていました。
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しかも、直線範囲を攻撃するだけだった“捻糸棍”に魔法属性や敵の駆動解除、ATボーナスの奪取効果が付くなど、どのクラフトもバージョンアップが施されています。
このおかげで戦いやすいこと戦いやすいこと!
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クラフトの陣容は全体的に見直されており、たとえばクローゼには範囲内の味方に心眼やデバフ解除を付与するクラフト“ヴァイスアウラ”が追加。
オリジナル版では単体向けのクラフトしかなかったジンに範囲攻撃可能なクラフトが追加されるなど、新規のものもいくつか登場しています。
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そのためキャラごとの戦術も変わってきますが、基本的にはアッパー調整なので問題なし。むしろより戦術的な戦い方ができるようになったと言えるでしょう。
ほかにも、デバフ無効化&確実にクリティカルを発生させるオーバードライブや、自動発動で自分や味方を補佐するサポートスキルなんてものまで完備。これらを使いこなすことで、かなり有利に戦うことができます。
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これだけ有利なシステムがあるなら楽勝! ……かと思いきや、そこは敵もさるもの。ボス格の相手はHPが減るとレイジブーストというシステムを発動し、行動順に割り込んで強力なバフや攻撃を連続でしかけてきます。
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自分は難易度Normalでプレイしましたが、フィールドの敵はまだしも、ボス戦は一進一退の攻防になりがちでした。終盤の強敵相手は言わずもがな。
とはいえしっかりと戦術を練り、状態異常などの対策をすれば十分対抗できる相手なので、ゲームバランスは十分優秀です。よりハイレベルな戦いが好みならHardやNightmare、ラクに勝ちたいならEasyやVeryEasyにしてみましょう!
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なお難易度は、フィールド上でいつでも変更可能。最高難易度のNightmareへの変更もできますが、Nightmareクリアの実績は途中変更だと取得できないのでご注意ください。
育成システムやサブクエストの追加でやり込み要素もさらに充実
やり込み要素としては、キャラクター育成の方法が豊富なのも『軌跡』シリーズの魅力。個人的に「これはいい!」と思ったのは、オーブメントのカスタマイズです。
オーブメントについてざっと説明すると、複数のラインとその線上に配置されたスロットで構成される機械です。スロットに多彩な効果や属性値を持ったクオーツをはめ込むことで、キャラクターの強化やアーツ(導力魔法)の使用ができます。
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こちらは『軌跡』シリーズを通じて登場する機械で、作品を重ねるごとに少々複雑になっていきましたが、本作では最初期の『空の軌跡FC』のものを踏襲していることもあり、シンプルでシリーズ初心者の方でもわかりやすくなっています。
スロットを空けるのにセピスというアイテムが必要ですが、本作では『空の軌跡FC』よりもセピスが稼ぎやすく、早い段階ですべてのスロットの解放が可能になっているのも大きいですね。
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どんなアーツが使用可能になるかは、スロットにはめたクオーツの属性値をラインごとに計算して決定。
ここがけっこうわかりにくい部分だったのですが、本作ではクオーツをはめる際にアーツと必要属性値の一覧を表示でき、カスタマイズがしやすくなりました。
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よくわからなければ、クオーツの自動装備機能に頼るのもあり。物理重視や魔法重視など、設定したい傾向に合わせて調整してくれて安心です。
最近のシリーズ作品で追加された機能ですが、やっぱり便利ですね!
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追加機能で言うと、装備品やクオーツの強化も可能になりました。Uマテリアルというアイテムを消費して装備&クオーツの強化版を作るのですが、これが地味に助かるんですよね。
店売りの装備でも、強化すればダンジョンなどで拾える装備より優秀だったりしますし。もちろん拾った装備も強化できるので、強敵相手に万全を期すならぜひやるべき。
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新規のやり込み要素でいうと、サブクエストの追加もあります。章ごとに1つ2つといったくらいですが、これがなかなかに興味深いものでした。
というのは、『空の軌跡FC』であまり出番のなかったキャラクターにスポットが当たっているからなんですよ。エステルの幼なじみとか。
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アネラスなど、そこそこ出番のある遊撃士たちを深堀りするサブクエストもあり。
もしかしたら今後の『軌跡』シリーズに登場する際の伏線かも? とまで考えるのは、ちょっと飛躍しすぎですかね(笑)。
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とはいえ、けっこう意外なキャラクターにもスポットが当たるので、見ごたえは十分です。誰が出てくるのか予想しながらプレイしてみてください!
あとは細かいところですが、おなじみとなりつつあるコスチューム変更ができるようになったのもうれしいですね。長旅ですし、ときには衣装とともに気分を変えて冒険するのも楽しいものです。
エステルが学園祭の演劇で扮した紅騎士ユリウスなど、本編中に登場する衣装もあり、ラインナップも充実!
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まとめ:名作がより完成度を増した今、プレイしないという理由が見当たらない!
さて、まだまだ語りたいところですが、少々長くなったのでこのあたりで総括を。まず、グラフィックがフル3D化されたことでイベントやバトルの演出が大幅に強化。地に足をつけてリベール王国の各地をめぐるという冒険感もパワーアップしています。
そこに、マーカーなどによるナビゲートや細やかなファストトラベル機能、ハイスピードモードが加わり、ゲーム進行はよりスムーズに。もともと名作と名高い『空の軌跡FC』のストーリーを堪能するにあたって、プラス要素しかないですね。
戦闘はクイックバトルとコマンドバトルのどちらでも戦えるうえ、攻め手が多彩に。単純な力押しから戦術的な戦法まで、好みのスタイルで敵と渡り合えます。オーブメントのカスタマイズや装備の強化など、RPG的な強化要素の充実もうれしいところ。さらに、新規のサブクエストやコスチュームといったやり込み要素も追加され、ホント文句のつけようがないですね!
あらためて言いますが、『空の軌跡FC』は『軌跡』シリーズの基礎を作っただけでなく、物語のドラマ性も大いに評価された名作。本作は、そんな『空の軌跡FC』の魅力はそのままに、全体的なクオリティアップが図られています。
プレイ済みかどうかなど関係なく、RPG好きな人なら絶対楽しめるタイトルだと自信を持っておすすめしますよ!