過去2回のアニメ化が大きな話題を呼んだTVアニメ『MFゴースト』。その待望の新作続編となる3rd Seasonが現在絶賛放送中です。今回は、そんな3rd Seasonの第10話(通算34話)となる“王者のあせり”が放送されましたので、視聴しての感想をお届けします。
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王者ベッケンバウアーが予選トライアルに出場! ポールポジションは誰の手に⁉【MFゴースト】
MFG第4戦“シーサイドダブルレーン”の予選トライアル最終日。満を持して“シュツットガルトからの刺客”ことミハイル・ベッケンバウアーが登場します。今回のレースで彼が駆るクルマはポルシェ・718CaymaGT4。第3戦までの718ケイマンGTSと比べると排気量、最高出力ともにグレードアップし、まさに王者の風格でしたね。
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このクルマ、カナタのトヨタ86GT(ハチロク)と同様にギアボックスが6速MTのHパターンシフトになっているのが特徴。端的にいえば、ハンドルを握ったまま手元で操作できるパドルシフトから、古くからあるHパターンシフトに戻っています。
MFG神フィフティーンのメンバーのなかでもいまだにHパターンシフトを使っていたのはカナタくらいだと思うので、ちょっと珍しい印象ですよね。この車種変更がレースにどのような影響をもたらすのか……?
少なくとも戦闘力は大幅に向上しているようなので、カナタにとって最大のライバルとなることは間違いなさそうです。
そんな新マシンでシーサイドダブルレーンに挑むベッケンバウアー。セクター1、セクター2では、前年のコースレコードを大幅更新した沢渡光輝のタイムにやすやすと迫り、余裕の表情を崩しません。「イージーだ」と口にするあたり、乗り換えたGT4の戦闘力に対する絶対的な自信があるようですが……そんな彼の態度はセクター3で豹変することに!
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結論からいえば、沢渡の仕掛けたトラップにハマってしまったわけですが……これはほんの少しの緩みと慢心を突かれた形でしたね。むしろ仕掛けた側である沢渡を褒めたい気持ち。強化されたカナタのハチロクですらセクター3で沢渡の刻んだタイムラップには届かなかったわけですから、奇策を打った甲斐もあるというものでしょう。
沢渡の思惑に気づき、ドライビングに集中するベッケンバウアー。セコンドとの会話を放棄するあたりに彼の焦りと必死さがにじみ出ていて、すごくいい演出でした。サイボーグのようにクールであると評される彼ですが、意外とアツいところがあって僕はそこに人間的な魅力を感じます。他ならぬ本人がそんな自分の素の部分を嫌い、いさめようとしているのもキャラ的にとてもオイシイ。
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これまでのカナタや沢渡とのバトルを経て、ベッケンバウアーも少しずつ殻を破ろうとしている……。そんな空気を感じました。
はたして彼の猛チャージは届いたのか? それとも沢渡の奇策が功を奏するのか。あえてどちらがポールポジションを取ったかは書き記しませんが、本エピソード最高の見どころだったと思います。
カナタとレンの関係に変化の予兆。エマ・グリーンの登場はどう影響する?【MFゴースト】
もう1つの見どころだったのが、カナタとレンの関係値の変化です。
レンへの恋心を明確に自覚し、思い悩むカナタ。そしてそんな彼がMFG最終戦“熱海ゴースト”を最後に、日本を去る予定であることを知ってしまうレン。これまでずっと「はよ告白しなよ!」と思ってきましたが、ここにきてちょっと状況が変わってきた感じはあります。
そもそもカナタがなぜMFGを1年で去ることになっているのかは、まだ明確にされていません。どうやら師匠である藤原拓海に何らかの思惑があるようですが……。さておき、ここにきて登場したカナタの“自称・元恋人”であるエマ・グリーンも台風の目になってきましたね。
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レース前にエマからレンに告げられた“カナタのドライバーとしての才能を想うなら彼を日本に引き留めないでほしい”という言葉の衝撃たるや……。これ、ただの恋愛感情だけでは答えが出せない気がしちゃうんですよ。17歳のレンちゃんにはあまりにも酷な悩みというか、カナタのことを想うからこそ身を引いてしまう……そんな悲しい決断をくだしてしまいそうでヤキモキします。
カナタはカナタで、日本を去ることが決まっている自分がレンに告白するわけにはいかない……って空気になってますからね。レースと同様、あるいはそれ以上にアオハル模様も急展開です。
ただ、ちょっとだけ希望を抱けたのは。前述の言葉をエマにぶつけられたレンが、京子姐さんの言葉をきっかけに立ち直り、無理やりにでも笑顔を見せたこと。MFGエンジェルスのナンバーセブンとして、自分がつらい時でも笑顔を見せなくてはならない……。そんなレンなりの矜持を感じました。
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恋を経験し、レンが少しずつ成長しているのが見て取れるかのようで、心がじんわりしたんですよね。簡単な問題ではないと思いますが、カナタとレンにはぜひ幸せになってほしい。どうにも応援したくなる2人だなとあらためて感じさせるエピソードでした。
いくつものざわつきをはらみつつ、いよいよスタートしたシーサイドダブルレーン決勝。来週から早くも白熱のバトルが繰り広げられることになりそうです。MFG全5戦のなかで最もハイアベレージサーキットとなるこの戦い、いったいどのような胸アツ展開が待っているのか? 今から気になって仕方がないですね。それでは今回はこのへんで!
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