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『ダンジョン飯』アニメ最終回(24話)感想。笑って泣けて、ラストは希望に溢れる内容でよかった! 第2期決定の発表もうれしすぎた!!(ネタバレあり)

文:カワチ

公開日時:

 TVアニメ『ダンジョン飯』第24話“ダンプリング2/ベーコンエッグ”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ダンジョン飯』第24話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

ファリンを救う方法が!? アニメ『ダンジョン飯』最終回(24話)感想


 第13話で炎竜編が終了し、第14話から第2シーズンがスタートしたTVアニメ『ダンジョン飯』。

 今回は前回に続き、チェンジリングの作用によって別の種族の姿になったライオスたちのドタバタを描くカオスな展開でした。


 「最終回がこれでいいのか!?」とツッコミなりたくなりましたが、後半はライオスとファリンの過去も明かされ、ふたたびファリンの救出を誓うというものになっており、最後を飾るのにふさわしいものになっていました。

 ラストに表示される「To Be Continued」もワクワクさせられましたし、その後に公式Xからポストされた第2期制作決定のイラストには感極まりました……!

 さすがに今回の話で終わらないと思っていましたが、しっかり第2期をやってくれて最高!!


 イヅツミ役の声優である神戸光歩さんも第2期については知らなかったようですし、本当にサプライズだったようですね。放送はまだ先のようですが、楽しみに待ちましょう。

 さて、今回の最終話ですが、プロデューサーさんの志太駿介さんの解説によるとTRIGGERのスタッフ総出で制作したとのこと。確かにTRIGGERらしい表情や演出が多かったですね。

 とくに前半パートはよく動き、何度も観直したくなるようなデキでした。


 前半はガーゴイルとの戦いが描かれますが、ハーフフットになって小さくなったマルシルがバタバタしている様子や、美しくも非力で頼りないエルフのセンシの様子に笑わせてもらえましたね。

 アクションもダイナミックでとても見応えがありました。


 ガーゴイルが落ちたケン助を投げつけてチルチャックとマルシルの腕の間をかすめたときにケン助の姿が変化。これにより、チェンジリングがキノコの胞子によって対象の種族を変えているものであることが判明します。

 ライオスたちは手を繋いで輪を作り、ガーゴイルを別の魔物に変えて討伐します。

 輪をくぐらせるためにマルシルがジャンプする「飛べっ マルシル」のシーンは原作でもインパクトがありましたが、アニメは迫力が増していてよかったですね。マルシルの「んんーーーっ」も千本木彩花さんの言い方がおもしろくて笑ってしまいました。


 後半はセンシに尋ねられたことで、ライオスの過去が語られることに。

 ライオスは若いころ村に嫌気がさし、町の学校へ行って軍隊に入隊。しかし、そこでも馴染むことができずに脱走兵に。通りがかりの隊商に拾われて働くことになります。

 転々としながら南下していき、ライオスは魔術学校に通うファリンと再会することになります。

 なお、隊商に拾ってもらって働いていたときのライオスは、賃金も出ないような苦しい生活をしていました。これは『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル』にて解説されており、この本にはライオス本人の口からは語られないような客観的事実も記載されているので、ぜひチェックしてみてください。


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 ファリンの顔だけ見ようと思っていたライオスですが、彼女が同行を申し出るため、ふたりでダンジョンに入り浸るように。当時は盛んだった金剥ぎの護衛をしているうちに、やがて冒険者になったそうです。

 なお、上述の『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル』によると、ここでもライオスは低賃金で働かされていましたが、ファリンの介入によってなんとかなったという裏話が書かれています。

 そんなファリンは村で疎外された幼少期を過ごしており、ライオスが先に家を出てしまった過去が明かされます。

 彼女はマルシルに会うまではずっとひとりで食事を取っていたそうで、ライオスはもう二度と孤独にさせないと誓っていたとのこと。この話を聞いてボロボロと泣いてしまったマルシル。

 ファリンがよくわからない木の実やきのこを自分のところに持ってきてくれていたのは、自分と一緒に食べたかったのだと気付いて感極まってしまったようでした。

 ここはマルシルの優しい性格がよく表れていてとてもよかったです。アニメ版は声優陣の演技でさらに感動的になっていましたね。

 後半はセンシによる奇抜のアイデアによってファリンの救出に希望が。どういった内容であるのかは実際にアニメを観て欲しいですが、大勢の助けを必要とするもの。ここまでの冒険で多くの仲間と出会ったからこそ、実行できる内容になっていて観ているほうの気分が盛り上がりましたね。

 ライオスがサラリとカブルーも計画に加えていたのもおもしろかったです。まぁ、ライオス視点だとそうなるのも自然なのかな……?

 希望に溢れるラストながら、西方エルフ部隊のダンジョンへの介入など、不穏な展開も感じさせる内容で、第2期への期待も高まりました。制作決定の発表なので放送はまだ先になりそうですが、楽しみに待とうと思います!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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