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【ホロライブ】“魔法少女ホロウィッチ”歌唱ライブは本配信に加え、“ホロGTA”での同時視聴も実施。メタバースの時代を予感させる新体験も提供する場に

文:こひき庵

公開日時:

 9月21日、VTuberグループ“ホロライブ”は魔法少女をテーマにしたメディアミックスプロジェクト“魔法少女ホロウィッチ!”の3Dライブ“魔法少女ホロウィッチ THE STAGE”をYouTubeにて配信しました。

 天音かなたさん、さくらみこさん、姫森ルーナさん、宝鐘マリンさん、紫咲シオンさん、 沙花叉クロヱさんが“魔法少女”となって展開されるストーリー性のある歌唱ライブとアニメーションを組み合わせた演出が特徴でした。

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 また縦フォーカス配信と題した主にスマートフォンでの視聴を想定したと思われる新たな試みも行われたほか、実施中の大型ゲーム企画“ホロライブGTA”の中の仮想世界“ホロスサントス”での同時視聴配信も実施され、視聴者に新たな体験を提供することとなりました。‬

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GTA世界でホロウィッチ同時視聴

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 20時から始まった“魔法少女ホロウィッチ”の3Dライブ。通常の歌唱ライブだけでなく、アニメーションと組み合わせたライブ演出などに注目が集まっていました。

 ただ、いざ始まる時間になって最も驚かされたのは、そうした画面上の演出だけではありません。17日から連続開催され、この日も19時からスタートしていた
“ホロライブGTA”の仮想世界、“ホロスサントス”での同時視聴がシームレスに始まったことでした。

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 上の画像は出演者でもあるさくらみこさんの配信です。

 今回のライブは全編録画ということもあり(これはアニメーションと組み合わせるので当然なのですが)、当事者のみこさんが一緒に視聴するという形でした。

 他のホロライブメンバーも続々と集まってきて、ちょっとしたお祭り感覚にもなっていました。おもしろいのは、集まった面々にはこの世界での“生活”があり、ある者は呼び出され、ある者は仕事の予定に押されて旅立っていったりもする形です。

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 尾丸ポルカさんはこの世界では“記者”をしているので、原稿を書いたり、SNSをチェックしたりといった“仕事”をしながら視聴しているというスタイルでした。

 「なんかフワモコが変なこと書き込んでますよ」なんて報告を白上フブキさんにしたり、突然かかってきた電話に対応したりといったことも起きます。

 みこさんが途中で空腹かストレスで倒れるといったこともありましたが(ホロスサントス内)、なんというか、こうした生活感があって時間も流れていく中で“ホロライブの3Dライブ”を試聴するというのは特異な体験でした。

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 「この体勢であの高音出せるの凄いな」、「ここは歌のほうに集中できるようなダンスになってるんだな」といった“本職”ならではのポルカさんの解説が聞けたり、「かなたはやっぱり殴りだろ!」といったみこさんのノリの良い言葉を聞きながらという意味でも特殊な体験です。

 これまでもライブの同時視聴自体は行われてきましたが、それとはまたひと味違った味わいがあり、今後への“可能性”も感じさせるものでした。

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 おもしろいのはそのままシームレスに“GTA配信”に戻っていったことで、みんなで仲良く観ていたテレビ番組が終わり、急に現実に引き戻されたときのような(実際はそこも仮想世界なわけですが)、何とも不思議な感覚に襲われました。

 ホロライブプロダクションは現在、“
ホロアース”というメタバースプロジェクトを開発中です。将来的にはこうした体験がメタバース空間で普通にできるようになれば、かなりおもしろいものになるのではとも感じました。

縦フォーカス配信

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 今回のライブでもう1つおもしろかったのは、通常の配信に加え、“縦フォーカス配信”と題した生配信を同時並行で流していたことです。

 スマートフォン視聴を想定したと思われるこちらは、タレントの全身を個別に映す時間を長くして、本配信のカメラワークとはまったく別個の体験を提供していました。


 有料ライブなどで“推しカメラ”などと呼称される、個人フォーカスのカメラを選択できるバーチャルライブはこれまでにもありましたが、より手軽な体験としてこれも興味深いチャレンジだったように思います。

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 現状のYouTubeでは難しそうですが、将来的にはこうしたカメラワークを個人に委ねての体験を提供することも一般的になっていくのかもしれません。それこそメタバースの世界ではより大きな可能性がありそうです。

 “魔法少女ホロウィッチ THE STAGE”の約1時間の本編は、以下のアーカイブから縦横両面ともに無料で視聴可能となっています。スマホとPC・スマートTVなどで同時に流してみるのもいいかもしれません。

通常の配信

縦フォーカス配信

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