8月31日にサービス開始から2周年を迎える戦国ウォークゲーム『信長の野望 出陣』で、インタビューを実施。2年間を振り返っての感想や2周年アップデートの狙い、今後のアップデートの展望などについて聞いてきました。
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索引
余った武将の友好度の使い道やアイテムの所持上限は今後の重要課題として認識【信長の野望 出陣2周年インタビュー】
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――『信長の野望 出陣』2周年を迎えての今のお気持ちをお聞かせください。
1周年のときは「長かった」と感じた面もありましたが、2年目はより多くの改善や新規施策、イベント対応などに追われて、気がつけば……という感覚です。1周年に比べると、2周年は本当にあっという間でした。開発の計画単位が三カ月~半年スパンなのもあって、時間が経つのが早く感じます。初期からずっと遊んでいただいている方が多いのも本当にありがたいことで、2年間続けてプレイしてくださるという事実に、改めて感謝の気持ちを強くしています。
――開発体制に変化はありましたか?
イベントごとに班を分ける体制は変わっていませんが、人事的な調整は細かく行っています。新規イベントの場合は専用チームを組んでいて、例えば“戦国双六”や“天下争覇”はそれぞれ独立した制作チームで開発しました。
――やはり新規イベントの開発は大変ですか?
非常に大変です。事前にテストプレイはしているのものの、いざイベントをはじめてみると「わかりづらい」「報酬が少ない」など、いろいろなご意見をいただきます。実際、“天下争覇”はその反響も踏まえて、第2期開催時に大きなルール調整を入れる予定です。
――2周年までで印象的だったアップデートやリアルイベントはありますか?
アップデートでは、利便性改善に力を入れてきました。定期的にアップデートを欠かさず、プレイヤーのみなさんの声も取り入れながら改修を心がけています。また、“全国制圧率”や“軍議”など、プレイヤーが全国制覇を目指して進められる仕組みも強化しています。
1周年から引き続き、ご当地コラボやJR各社さんdocomoさんなどとのリアルイベントにも積極的に参加していましたが、プレイヤーのみなさんの間でのコミュニティ形成が見られたのも印象的でした。
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――アップデートでは、ついにバックグラウンドで委任が可能になりましたね。時間がかかったのは、やはり技術的な理由もあったのでしょうか?
技術的な問題もありましたが、バランス面でも難しさはありました。バックグラウンド委任のほうがふつうにプレイするよりも効率がいいとそれはそれで問題ですし、少なすぎるとバックグラウンドの意味がないので……。そのあたりの整合性には、かなりテストを重ねています。
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――1.5周年のときは攻城戦関連の要望が多かったようですが、今、とくに多く寄せられている要望はどのようなものですか?
やはり引き続き、対戦イベント関連の要望が常に多いですね。とくに“天下争覇”はルールの分かりづらさ、敵の強さ、報酬のバランスなどのフィードバックが集中しています。
ほかには、“覚醒5の武将の余った武将友好度の使い道”や“アイテムの所持上限”に関するご意見も多く、現在の重要課題として取り組んでいます。
――ユーザーの反応がとくに大きかった武将は誰でしょう?
最近では【六文銭の誓い】真田幸村が非常に話題を集めましたね。倒れても復活するうえに戦法ゲージが上昇するなど、攻守ともに強力で、対策が必要な存在として注目されました。基本的には対人戦で強い武将というのが、話題になりやすいように感じます。
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――ちなみにこれまででもっとも登用(ガチャ)で回された武将は?
そのときに配布される小判や登用札の数などにもよるので正確な数値として比較しにくいのですが……2024年のお正月に登場した【千成瓢箪】豊臣秀吉は登用が行われた回数が圧倒的でした。
――現状の人気武将は?
攻城戦などの上位層でよく使われているのは、やはり初期威名1000で将星武将の【六文銭の誓い】真田幸村、【安房守の鬼謀】真田昌幸などの真田家武将、そして記念武将である【御旗盾無】武田信玄、【車懸かり】上杉謙信、【天下泰平】徳川家康といった定番の強キャラです。
・【六文銭の誓い】真田幸村:自部隊壊滅時に復活効果&強化効果を付与
・【安房守の鬼謀】真田昌幸:自部隊より知略が低い部隊から受ける知略戦法のダメージを大きく軽減可能
・【御旗盾無】武田信玄:自身が大将時、合戦開始時に味方全部隊に弱化無効を最大2回付与
・【車懸かり】上杉謙信:自身が大将時、全ての兵種に対して有利判定となるほか、強力&広範囲のバフも持つ
・【天下泰平】徳川家康:自身が大将時、全ての味方部隊の兵数を最大10%上昇
それらと組み合わせる形で、【杭瀬川の咆哮(くいせがわのほうこう)】島左近や【越後流軍学】宇佐美定満など、サポート能力の高い武将も非常に重宝されています。同じ上杉家では『花の慶次』コラボの【花の慶次】直江兼続も強力で、採用率が高いです。
――今後の武将の設計方針については?
現在、部隊単位だけでなく、軍団全体に影響するようなスキルを持つ武将を増やしています。今後は各勢力の武将もそろってきましたので、〇〇家の軍団といったその大名家の部隊を揃えるとより効果が高まるといった柔軟な編成ができる方向を目指していきます。
――現在は勢力によっては武将が少ない印象ですが、その格差を埋める工夫は?
少人数の大名家には、複数の勢力に属する武将や、サポート能力の高い武将を追加することでバランスを取っています。例えば、【安房守の鬼謀】真田昌幸や『花の慶次』コラボの武将などがそうですね。
――既存武将に新しい所属が追加される可能性はありますか? また、現在は所属は2勢力までですが、それが増える可能性は?
すでに登場している武将についての勢力追加は、現状では考えていません。勢力数については当面は2つまでですが、今後は検討していきたいと思います。
――コラボイベントの復刻についてはどうでしょうか?
可能性はゼロではありませんが、通常の武将復刻のようにはできません。ただ、個人的にはどこかのタイミングで実施できたら良いなとは思っています。
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――プレイヤーのやり込みデータなどがあれば教えてください。
2025年8月上旬時点、日本全国を約13万の地域に分割していますが、6万5000区画まで制覇したプレイヤーは、現在48人いらっしゃいます。その中でも最上位にあたる数名のプレイヤーは、すでに日本全体の70%ほどまで到達しています。1カ月で制圧できる拠点の上限が4,000拠点(初期は1,000拠点)なので、それに近いペースで制覇していっているということですね。
サービス開始直後は3年くらいで全制覇を想定していましたが、その後上限の開放や短縮などもあり、想定より早く到達しそうなプレイヤーも出てきています。
2周年アップデートでは全国制覇を目指す新要素や新たなコンテンツが追加【信長の野望 出陣2周年インタビュー】
――2周年アップデートの見どころを教えてください。
まず“天下統一チャレンジ”です。全国制覇を目標にしている方に向けて、その進捗が明確に見えるようになりました。都道府県ごとの拠点制圧数や市町村の完全制圧数がミッションとして提示され、達成すると金貨(ポイント)がもらえます。金貨は報酬と交換可能です。
――報酬にはどんなものがありますか?
武将のレアリティとゆかりの地ごとに“地方魂”(装備品)が用意されていて、レアリティと地方が一致する武将が装備すると能力が強化されるという内容です。NやRといったレアリティの低い武将も、この“地方魂”があればかなり強くなります。武将自体の戦法や特性が強化されるわけではありませんが、能力値的にはSSRの武将級に育てられるようになります。
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――新たなコンテンツ“制圧戦”はどんなプレイヤー向けのコンテンツになりますか?
列伝イベントの強者Lv23をクリアできるくらいの難易度を想定しています。3軍団・合計75人を編成し、敵が待ち構える天守閣へ進軍。戦略的にルート選択しながら戦う内容です。
どのルートを通るか、どの軍団を温存しておくかなど、リアルタイムストラテジー的な要素も含まれています。戦力がそろっている人は1軍団でも攻略できるとは思いますが、戦力がそろっていない場合でも3部隊を使えばボス的な存在を徐々に弱らせていくことが可能です。ワンプレイの時間は短いので、気楽に挑んでもらえればと思います。
――ソロ向けのコンテンツになる?
はい、PvE(対CPU)形式です。ランキングなどで全国のプレイヤーと間接的に競えるようにはなっています。
――メインミッションについてはいかがでしょう?
お待たせしているプレイヤーの方も多いので、新たに全国各地を巡る物語を追加します。
――温泉にまつわる新要素もあるとのことですが?
“名湯図鑑”という新しい図鑑要素が追加されます。戦国武将と縁のある温泉を中心に、“まっぷる”さんとコラボして全国100カ所の温泉をピックアップしました。
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――その温泉では何が起こるのでしょう?
“名湯武将”という特別な武将が登場します。たとえば、箱根には北条早雲、越後湯沢には上杉謙信など、温泉地にゆかりのある武将が出現します。
――名湯武将の見た目はどうなってますか? 入浴スタイルになったり……?
当初はそういう案もありましたが、最終的には温泉のマークを入れた落ち着いたデザインにしました(笑)。お風呂上がり風ではないです。
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――温泉の選定はどんな基準で?
なるべく歴史のある代表的な温泉を選んでいます。そこに観光に行くのであれば、必ず立ち寄るような。とにかく日本には温泉が多いので選定は迷いましたが、なるべく全国にまんべんなく配置されるようなバランスで選定しています。
――“歴史紀行”にも新たなエリアが追加されるとのことですが?
“日本全国行脚”が追加されました。歌川広重の浮世絵“六十余州名所図会”をモチーフにした名所を、京都から江戸まで巡ってもらうコンテンツです。距離にして5,339キロメートル、シリーズ最長の名所めぐりとなります。
これまでの“歴史紀行”が意外とあっさり踏破されてしまったので、歯ごたえがあるものにしてほしいというオーダーを出したのですが……これまでの名所めぐりを足すよりも長いくらいのものとなりましたので、じっくりと挑んでいただけるとうれしいですね。
――“遊技場”という新施設では、どんな要素が楽しめるのでしょう?
“丁半(チョウハン)遊び”が遊べます。ルール自体は一般的なものですが、ただの運任せではなくて、武将たちがヒントになるセリフを言ってくれるんですよ。たとえば、賢そうな竹中半兵衛が「今回は丁(偶数)だな」みたいに。それを信じるかどうかはプレイヤー次第です。
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――つまり、裏切られたりもすると?
はい、しっかり裏切られます(笑)。そういう読み合いも含めて楽しんでほしいですね。
2周年で実装される武田信玄と上杉謙信は攻防で対照的な性能に!【信長の野望 出陣2周年インタビュー】
――今回、2周年に合わせて登場する武将について教えてください。
2周年のタイミングで、初期威名1000の武将が4人登場します。まずは列伝イベント“川中島の戦い”にあわせて、武田信玄と上杉謙信、共闘イベントに合わせて山県昌景、9月中旬の“天下争覇・第2期”に合わせて柿崎景家が登場予定です。
――武田信玄と上杉謙信、それぞれの性能についてくわしくお願いします。
信玄は守りの要としての性能が強いですね。特性1は武田家部隊全体に戦法ダメージ軽減を3回付与し、被ダメージを大きく軽減します。特性2は味方全体の兵法と防御を上昇させる効果を持っており、非常に安定感があります。
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それに対して上杉謙信は攻撃に特化した性能です。自分が大将のときに、味方の上杉家部隊が戦法を発動すると、すべての上杉部隊の戦法ゲージを増加させるという特性があります。戦法発動時間も17秒と短く、連続発動型の速攻型編成が可能になります。戦法も非常に強力で、威力300%に加えて、自身の戦法速度も上昇します。
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――新しいくじ(ガチャ)システムが追加されるということでしたが?
戦国時代の娯楽“鷹狩り”をモチーフにしたくじを導入予定です。新しい武将の友好度が手に入るのが目玉ですが、他にもハズレなしでアイテムがもらえます。無償小判でも実行可能な仕組みですので、課金しない方でも楽しめる内容になっています。
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――登用以外での武将の入手方法も追加されますか?
フィールドに登場するSSRのご当地武将が新たに追加されます。各地方にゆかりのある武将たちが追加される予定です。
地元のご当地武将をお迎えし終わっている方も多いと思うので、新たな武将追加で、地元を歩く楽しさにつなげていけるとよいのかなと思っています。
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――周年をきっかけに遊び始める、新規プレイヤー向けのキャンペーンなどもありますか?
初心者向けにプレイヤーLvアップ報酬を大幅に増加します。既存プレイヤーにも遡及して報酬は配布されますが、とくに初心者が早く戦力を整えられるようにしています。
天下統一のその先に向けたアップデートも配信予定【信長の野望 出陣2周年インタビュー】
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――今後については?
私が重要だと思っていることが3つあります。いつになるかはわかりませんが、対応していきたいと考えてます。
まず武将については、複数の同じ武将が登場していますので、識別性も含めて考えていきたいと思います。また覚醒5の武将の武将友好度の扱いについても検討しています。
次に装備についても所持数の上限や編成の課題などを認識していますので、対応していきたいと思います。
そして、天下統一の先にある目標を用意します。領地を広げたり、戦力を強化したり、イベントのやり込んだ成果を感じられる仕組みを検討しています。
――今後、新たなコラボイベントを開催する予定は?
今後も親和性のあるIPとのコラボは実施していきたいと思っていますが、現状では発表できる予定はありません。続報をお待ちください。
――天下争覇についての改善はありますか?
これまでは勢力の順位で個人の貢献が埋もれてしまうことが多かったので、個人の活躍が直接ポイントになる仕組みにしています。自分の未攻略エリアを攻めることで、より多くポイントが得られるようにもなっています。
――それだと確かに“自分の地元”を守りたくなるような感覚になりますよね。
地元愛と戦略性が合わさったような仕組みに近づけるのも目的のひとつですね。
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――最後にメッセージをお願いします。
『信長の野望 出陣』を遊んでいただき、本当にありがとうございます。私たち開発チームも歴史や旅が好きなメンバーが集まっており、プレイヤーの皆さんに恵まれていると実感しています。これからも既存イベントの改善、新システムの導入、そして3周年の先に向けて、より楽しく深い体験ができるように進化していきますので、よろしくお願いします。